ドラゴンヘッドのサポート

ドラゴンヘッドとは、月の軌道と太陽の通り道【黄道】(こうどう)との交点のことを言います。
ですから、ドラゴンヘッドという名前の実際の天体が存在するわけではありませんが、とても重要な感受点(かんじゅてん)で、天体のような扱いをしています。
月の通り道(白道)と太陽の通り道(黄道)は、約5度のズレがあります。
そのため、白道と黄道の交点が2か所生まれることになりますが、そのうち月が上昇していく時にできる交点が『ドラゴンヘッド』と呼ばれ、下降していく時にできる交点が『ドラゴンテイル』と呼ばれます。
その名の通り「龍の頭」と「龍の尾」の意味です。
みなさんのホロスコープの中に龍が横たわっていると想像してみてください☆
龍は常に私たちを守護してくれています!
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは180度向かい合っており、12星座を逆向きに(ホロスコープを反時計回りに)ゆっくりと移動しています。
ドラゴンヘッドは約19年かけて12星座を一周します。
《占星術的な意味》
私たちが生まれた日時に、ドラゴンヘッドがどの星座に位置していたか、そしてどのハウスに位置していたかをまず観ていきましょう。
星座とハウスの意味が重要になってきます。
占星術的な意味としては、今世の使命・課題というテーマを示してくれています。
それは過去生において習得した才能や、犯した間違いなども含めたところで、今世どのように生きていくか、その方向性を教えてくれるものです。
例えばドラゴンヘッドが山羊座にある方の場合、今世は社会的な成功を収める事や広く社会に向かって働きかけていくこと、何か物事をコツコツと忍耐強く積み上げて形にしていくこと、身内や仲間内といった範囲内で完結せずに、もっと多くの人々や広い地域で自分の才能を分かち合っていくこと、自分に自信を持つことなどがテーマとして挙げられるでしょう。
この場合、180度反対のドラゴンテイルは必然的に蟹座となりますね。
《母親との関係性》
さらに、ドラゴンヘッドは『縁』も表します。
そもそも月の軌道(白道)と黄道の交点ですので、月が重要な意味を持ちます。
月は母性、感情、記憶などを表しますが、ドラゴンヘッドは特に母親との縁において興味深い気づきを与えてくれます。
ご自分のホロスコープの中のヘッドホンのような形をしたドラゴンヘッドのマークが、他の天体と主要な角度でつながっている場合、特に0度、90度、180度といった角度である場合はその天体の特徴が母親との関係において大いに反映されている可能性が考えられます。
例えば、土星とドラゴンヘッドが90度のタイトな角度をとっていたとすると、土星の厳格さ、ハードルとしての存在、頭が上がらない存在などといった母親像が浮かんできます。
しかしもちろん、人によって感じ方も違いますので、土星とつながりがある場合も、ある人にとっては教師、現実を顕現するお手本として母親が映っているということもあるでしょう。
結局はこのドラゴンヘッドと天体とのタイトな角度をどう生かしていくかということに尽きますね♪
厳しい親であった場合も、その母親はその姿をもって何を自分に教えてくれているだろうかと考察してみることは、素晴らしいことです。
母親がいない場合は母親代わりになって育ててくれた祖母や叔母、姉、その他つながりの深い女性を考えるとよいでしょう。
またドラゴンヘッドは重要な存在との出会いを示唆していることもあります。
今世のテーマや母親との関係性、重要な人との縁、そういうとても重要な情報を与えてくれるのがドラゴンヘッドです!
みなさまのドラゴンヘッドが益々輝きますように☆
